支えてくださった機関と、これまでの歩み。
水は、どこか遠くにあることが多い。
水は、人のいる場所まで運ばなければなりません。水道管で、給水車で、あるいは人の手で。家がまばらな土地や、供給が止まったときには、届かないこともあります。
その水の一部を、身のまわりの湿った空気から得られたら。
できます。この水滴は、ふつうの部屋の空気から生まれました。


自然に学び、未来へ。
ナミブ砂漠の甲虫は、朝の霧を飲みます。背中のでこぼこに水滴が集まり、口元へ流れるのです。私たちの集水パネルは、この仕組みに学んでいます。
目標は、身のまわりの空気から水を集め、太陽の光で動き、水道管のいらないバックパックです。
これまでの5つの試作機。
それぞれが、前の試作機で見えた課題に取り組んでいます。
実際にいただいた疑問。
お店のない場所で3日間過ごすとき、1つだけ持っていくなら何を選ぶか。37人に尋ねたところ、29人が「空気から水をつくる装置」を選びました。そのときに挙がった疑問を、そのままの言葉で紹介します。
本当にそんなことができるの?
“本当にそんな事できるかわからないから。”
できます。面を十分に冷やすと、空気中の水分がそこで水滴になります。夏の冷たいグラスと同じです。5台目の試作機は、いま実験台の上でそれをやっています。次につくるのが、バックパックです。
仕組みを見る重さはどれくらい?
“重さが書かれていないので、とても重ければ避ける”
最新の試作機は約2 kgです。バックパック全体はそれより重くなります。完成したら、重さをお知らせします。重さは、私たちがいちばん気にしている点です。目標は、背負う1キロあたりの水を、もっと多くすることです。
目指していることを見るフィルターを持っていけば十分では?
“フィルターのほうが、装置より軽い。”
川のそばなら、フィルターのほうが軽く、私たちもそちらを持っていきます。ただ、フィルターは近くに水がなければ使えません。HydroBeetleは、水がない場所や、水が止まった日のためのものです。
目指していることを見るどんなときに必要?
“日本で全く水資源が枯渇するシーンを想像しにくいから。”
水道が止まったときです。地震や台風で、水が何日も止まることがあります。私たちが尋ねた29人のうち17人は、家にある水が2日分以下でした。水道から遠い屋外で長く過ごす日にも役立ちます。









